わたしが、行政書士になった今感じていることは、一般の方々にとって、あまり行政書士は馴染み深い職業ではないということです。
それは、行政書士の取り扱える業務範囲が、書類でいえば、一万種類以上ともいえるものが対象になるため、とても広すぎて、かえって何をしている人なのか解らないということなのでしょう。
正直な話、私自身も行政書士になる前には、この職業についてほとんど知りませんでした。
行政書士になった今、知り合いの方からよく、「何をする人?」と聞かれます。早い話、他士業のみが扱える専門業務以外の全てが、行政書士が扱える業務になります。
それが、頼れる街の法律家と呼ばれる所以なのです。
行政書士とは、行政書士法に基づく国家資格であり、官公署に提出する書類及び権利義務・事実証明に関する書類の作成、提出手続きの代理または代行、作成に伴う相談などに応ずる専門職である。
【弁護士・司法書士との違い】
・法的紛義に関するもの、つまり、紛争性が高く訴訟に発展する恐れが高いものは、弁護士さんしか扱えません。
わたしたち行政書士はあくまでも中立的な立場において法律案件に関与することができます。つまり、紛争に発展しないように、予防法務としてのお手伝いをさせていただきます。
・登記の申請、又は裁判所に提出する書類の作成は、司法書士さんしか扱えません。
わたしたち行政書士は、行政機関に申請、手続きしなければならない書類を作成します。
まずは行政書士にご相談いただき、弁護士さん又は司法書士さんにしかできないことであれば、提携の他士業の先生方を紹介いたします。
行政書士は、行政機関への申請書類の作成や手続き、その他様々な書類の作成を皆さまの代わりに行うことのできる国家資格の専門家です。
その作成する書類や手続きの範囲は広く、事業を行ううえで必要な許認可申請から、相続・遺言の手続き、契約書の作成など暮らしの中の身近な問題にも対応いたします。